会長挨拶

岡山県司法書士会のホームページに訪問いただきありがとうございます。
令和5年4月現在、約370名の司法書士会員が岡山県下各地域にて活動しています。

司法書士の歴史は古く、明治5年に太政官により発出された司法職務定制という法令にその起源(代書人)がさかのぼります。
現在は、不動産登記・会社法人登記・供託・訴訟のみならず、成年後見・遺産承継・民事信託といった、社会において新たに必要となっている法的サービスについても幅広く提供しております。

また、岡山県司法書士会ではこれまで社会事業活動(プロボノ活動)として、高校生等も対象とする無料出前教室の実施、成年年齢引下げに関する啓発活動、平成30年7月豪雨災害での無料相談活動、 消費生活センターと連携しての消費者問題への取組み、空き家・所有者不明土地問題での自治体との連携、あるいは常設の無料電話相談活動等、様々な活動を行って来ました。

現在、所有者不明土地問題への対応が喫緊の国家的課題となっており、令和3年4月に成立した民法等の一部を改正する法律および相続土地国家帰属法による各種施策が令和5年4月1日より段階的に施行されます。
令和6年4月1日からはいよいよ相続登記の義務化が始まります。我々司法書士は相続登記をはじめとする相続・遺言に関する市民の皆様からの相談に積極的に対応します。

司法書士法第1条において、司法書士は「法律事務の専門家として、国民の権利を擁護し、もつて自由かつ公正な社会の形成に寄与することを使命とする。」とされています。
これからも皆様にとって身近な法律家である司法書士に気兼ねなく相談をしていただき、そして司法書士は良質な法務サービスを提供して参ります。

中村 文彦

岡山県
司法書士会
会長 
中村 文彦
(令和3年
4月1日就任)